University of Sussex/ サセックス大学 留学日記 2017/18

University of SussexのMA Gender Violence Conflictに2017/18で在学している間の生活の記録、またその準備について書き連ねるブログです。

イギリスの大学院の授業ー日本の授業と全然違う

みなさんこんにちは。今回は、イギリスの大学院の授業について書こうと思います。授業が始まって2週間、徐々に日本の大学の授業との違いにも慣れてきたところです。

さて、イギリスの大学院の授業というと、どんなものを思い浮かべるでしょうか?常に論文を書く?それとも大教室で授業を受ける??

コースによってもまちまちなので、イギリスの大学院のコースの仕組みから見ていきましょう。

 

①イギリスの大学院のコースの仕組み(修士課程の場合)

Taught Master とResearch Masterのおおよそ2種類に分けられます。Taught Masterというのは、文字通り講義を受けるのが中心になるコースです。私もTaught Masterです。Research Masterはというと、研究が主体になるコースで、PhDを前提にしてコースが組まれていることが多いようです。あくまで、私の知りうる限りですが。

コースを選ぶ場合には、自分がどちらかを希望しているかどうかを念頭に置いて考えていくと良いでしょう。

②イギリスの授業の種類

日本では、大教室でひたすら講義を聞くタイプの授業が多いように思います。もちろんそのタイプの授業もありますが、もっと多くの種類があります。

・Lecture... これが一般的に言う「大教室で講義を受ける系」の授業です。

・Seminar... Lectureの授業にセットでついてくる、少人数形式の授業(もちろんseminar単体の授業もあります)。主に、Lectureでカバーした内容を前提に、グループでディスカッションをすることがメインになります。アクティブに発言をすることを、よく「Seminarに貢献する」と形容されますが、本当にSeminarで発言するかしないかは大きいです(先生の覚えがめでたくなるかどうかが決まるそうです)。少人数ディスカッションに慣れていない場合は最初は戸惑うかもしれませんが、単純な質問であったり、確認であったりを口に出してみるだけでいいので、とにかくSeminarについていきましょう。

・Workshop/ Lecture Series... 必修ではない場合もありますが、その筋の有名な教授がレクチャー等をしてくれるシリーズ。教授たちの専門知識が詰まったお話を聞くのはとても面白いです。本の中の人でしかなかった方を目の当たりにすることができるのは、個人的に美味しい機会だと思います。Sussexの場合は、Institute of Development Studies(IDS)という研究機関があることもあってか、シンポジウムが開催されることも多いです。中でも、開発研究界のレジェンド、Robert Chambers教授の毎週末に開催されるworkshopは必見です。(御年over 80ながら、お茶目でパワフルなレクチャーを展開してくださいます)

・Space... これは私の大学特有のものかもしれませんが、週に2時間のGVC Spaceという時間があります。これは学生主体で運営するもので、授業のトピックに関連する映画を見たり、Readingに関する意見を交換したりする場です。自由参加ですが、ほとんどみんな参加しています。

③課題は重いの?

正直、課題は重いです。授業ごとに容赦無いreadingの嵐と、時にはwriting課題、プレゼンも出されます。short paperで1000wordsと言われると、shortの定義を疑いたくなってしまいますが笑 プレゼンもグループで準備をするのが地味に大変です。課題の多さには徐々に慣れていくしかないですね....

授業が詰まっているわけではないので、準備時間もそれなりにある今の状況はありがたいです。

④海外の大学院でいいことあるの?

先生との距離が近いことが一番です。いつもフランクに相談に乗ってくれますし、オフィスアワー(先生が必ずオフィスにいる時間帯)以外にもメールすれば時間を作ってくれて、学業の相談をすることもできます。日本だと、大教室の授業が多いこともあり、比較的教授との距離は遠かったように思うのですが、私だけでしょうか。

 

という感じです!まだ2週目なので、置いて行かれないように頑張ります!では!