留学エージェント:使うメリットとデメリット
イギリスの大学院進学に際して、留学エージェントを使うかどうかは悩みどころだと思われます。私は知り合いの勧めで留学エージェントを使ったのですが、使ってみて初めてわかるメリットとデメリットがありました。今回は、留学エージェントについて考えてみたいと思います。
エージェントを使うメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット:
・留学に関する情報が入手しやすい
・出願代行をしてくれる
・大学側とのコネクションがあるため、結果開示が遅れた時にコンタクトを取ってくれる
・スケジュール管理ができる
・必要に応じたサポートが受けられる(有料・無料共にあり)
デメリット:
・一時金がかかる(数万円くらい、進学後返却)
・留学決定後の事務手続きが煩雑
・サポートを受けられない大学がある
・有料サポートへの宣伝が多い
まず、メリットから。
留学エージェントは、過去に多くの学生を留学に送り出している経験があり、かつ現地の大学とも提携しているので、留学先の情報や成功した留学生の特徴などを把握しています。よって、理想的なスケジュールややるべき事のリストをこちらに提供してくれます。また、Personal Statementに関する講座や、出発前オリエンテーションなどを開いて情報を流してくれたり、日本人学生同士のソーシャライズの場を作ってくれたりしています。
留学準備に不安があったり、とにかく何をしたら良いのかわからないという人は、とりあえず無料カウンセリングに行ってみたらいいのではないでしょうか。
あと、大体の大学院で出願を自分の代わりにやってくれます。これが私の命を救ってくれたとも言えるサービスです。実は、教授の推薦状の中で、宛先のスペルが間違っていました。エージェントはこのミスに気づいてくれて、私に教えてくれました。推薦状は厳封で提出なので、私だけで出願していたら教授のミスには気づけませんでした。この点で、エージェントにはすごく感謝しています...笑
次にデメリット。
一番のデメリットは、留学決定後の事務手続きがものすごく煩雑であるという事です。エージェントを使って出願した、ということは、その後の手続きも全てエージェントを通さなくてはなりません。例えば、私の場合ですが、寮のデポジットの支払いもエージェントにクレジットカードの番号を教えて行いました。こうしたことに抵抗がある方は、自分で出願をした方がいいかもしれません。
また、有料サポート(ビザ申請補助・英語力向上補助等)への勧誘が多いですが、「要りません」と断ればしつこく申し込ませることはありません。
Oxford, Cambridge, LSE等の大学は、エージェントを通しての出願はできませんので注意してください。